外国人と日本人を偽装結婚させた疑い 在留資格目的か 男女3人逮捕、1人書類送検 千葉県警

在留資格を得るために外国人と日本人を偽装結婚させたとして、千葉県警は19日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、スリランカ国籍で千葉県君津市の自称会社員の男(29)ら男女3人を逮捕して女性1人を書類送検したと発表した。 スリランカ国籍の容疑者の他に逮捕されたのは富津市の自称アルバイトの男(59)、袖ケ浦市の自称会社員の女(58)。書類送検されたのは君津市の自称アルバイトの女性(51)。 4人の容疑は共謀し、スリランカ国籍の容疑者に「日本人の配偶者等」の在留資格を得させるため、自称アルバイトの女性との婚姻を偽装しようと企て、2023年6月26日、君津市役所に虚偽の婚姻届などを提出して受理させた疑い。同年7月10日ごろ、この女性の本籍地の鋸南町役場で、戸籍情報システムにこの虚偽の婚姻の情報を記録、備え付けさせた疑いもある。 県警外事課によると、自称アルバイトの男は「本人たちの気持ちの問題なので、結婚がうそかどうかは分からない」と容疑を否認している。他の3人は容疑を認めている。 同課は、スリランカ国籍の容疑者が自称アルバイトの男に話を持ちかけ、自称会社員の女が書類作成などの手続きをしたとみている。県警は千葉地検から情報提供を受け、婚姻の実態などを調べていた。(平嶋奏葉)(本紙・千葉日報オンラインでは容疑者実名)

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