きのうおいらせ町で起きた親子間の殺人事件で事件前に、逮捕された49歳の息子を怒るような父親の声が聞こえていたことが分かりました。 警察がトラブルの有無などを慎重に調べています。 ★青森放送 安達直樹記者 「おいらせ町の事件現場です。付近は静かな住宅街の一角で事件は起きました」 規制線が張られ、物々しい雰囲気となった閑静な住宅街。 殺人の疑いで逮捕されたのは、おいらせ町緑ヶ丘9丁目の無職 太田隆志容疑者49歳です。 太田容疑者は、きのう午後7時まえ、自宅で同居する父親の光政さん79歳の右脇腹を鋭利な刃物のようなもので刺して殺害した殺人の疑いが持たれています。 警察によりますと、太田容疑者が「父親を刺した」と自ら110番通報し、駆けつけた警察官が現行犯逮捕しました。 逮捕当時太田容疑者に取り乱す様子はなかったということです。 光政さんは1階の居間で体の左側を下にした状態で倒れて亡くなっていて、頭からひざまでタオルケットのような布がかけられていました。 ★青森放送 太田修平記者 「一夜明けた現場は規制線が張られたままとなっています。付近の住民からは不安の声が聞かれています」 ★近所の人 「びっくりしました まさかこんな近くで」 「親しみやすい感じの方でした」 「（光政さんは）挨拶をしてくれるとても優しいおじいちゃんでしたよ」 「信じられない」 「息子さんと一緒に除雪やったりしていたので」 「仲悪いという訳ではなかったとは思う見てた感じは」 事件の前には、父親の怒る声を聞いたという住民も。 ★近所の人 「お父さんの大きい声が叫ぶ声が（聞こえた）息子を怒るような…そのあと事件が起きた」 （Q何時ごろですか？） 「7時前だね」 「まさかこんなことになるとは思わなかった」 太田容疑者は容疑を認めているということです。 警察は動機や犯行状況などを調べています。