9月29日、女優・髙石あかり主演の2025年度後期放送のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第1話が放送された。 「NHK連続ドラマ『ばけばけ』は、明治時代に来日し、後に作家として活動したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と、その妻として創作活動を支えた妻・小泉セツをモデルにしたストーリーです。朝ドラオーディション3度目にして見事ヒロインの座をつかんだのが、髙石さんでした。 ところがこのドラマ、9月3日に大麻所持で警視庁に逮捕された俳優の清水尋也被告がキャスティングされていました。清水被告はこの件をうけて降板しており、誰が代役を務めるかオンエア前から注目を集めていたんです。スポーツ報知の記事によれば、俳優の濱正悟さんがキャスティングされたそうです」(芸能事務所関係者) ピンチヒッターとして朝ドラに出演するチャンスを得た濱とは、一体どんな人物なのか。東京都出身でエイベックス・マネジメント・エージェンシー所属で現在31歳だ。 「2018年にスーパー戦隊シリーズ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』にルパンブルー役でレギュラー出演し、注目を浴びた“戦隊俳優”です。その後も数多くの映画やドラマに出演していますが、NHK作品にも何度か出ています。 2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、そして同年後期の朝ドラ『舞い上がれ!』で、パイロットの夢を追いかける青年を演じていました。2026年春には主演映画『お別れの歌』の公開が控えており、着々と売れ始めている印象です」(スポーツ紙記者) 今回のキャスティングでは、時間もなく現場は大変だったようだ。芸能記者はこう話す。 「清水尋也被告は、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』に第4週からの出演予定で、すでに撮影もスタートしていたといいます。NHKは清水被告の逮捕をうけ、急いで代役探しに入ったと聞きます。セットももう一度組み直し、共演シーンに関しては再撮影のために相手の役者にもスケジュールを調整してもらうなど、非常に混乱していたとか。髙石さんについては、初めての朝ドラで不安も多いなか、不祥事でキャストが交代するなど、さらに心配が加わったことに心配が集まっていました。 しかし、濱さんは、髙石さんと同じ事務所所属。しかも朝ドラ出演経験もあるので、髙石さんにとっては頼もしい存在でしょう。今後の撮影にも安心して臨めるのではないでしょうか。濱さんにとっても、代役出演ということで注目が集まっています。うまくいけば、今後の俳優人生に爪痕を残せるチャンスですからね」 今回の代役が、濱正悟の俳優人生を語るうえでのターニングポイントになるかもしれない。