公共施設の女性用トイレにカメラを設置し盗撮行為や無免許で公用車運転 市職員2人の懲戒処分を発表《新潟・十日町市》

十日町市は9月30日付けで、市職員2人を懲戒処分したと発表しました。 懲戒免職処分を受けたのは十日町博物館の元館長で文化財課参事の男性職員(57)です。 市や警察によりますと、この男性職員は十日町市内にある公共施設の女性用トイレに盗撮の目的で小型カメラを設置し、トイレを使用する30代の女性を撮影していました。 男性職員はことし7月に県の迷惑行為等防止条例違反の疑いで逮捕されました。その後の捜査で盗撮した動画が見つかり、ことし8月には性的姿態等撮影の容疑で再逮捕され、8月22日付で起訴されていました。 また、本庁に勤務する主査(40歳代)職員は減給10分の1・3か月の処分を受けています。 市によりますとこの職員は、運転免許の有効期限がことし1月に切れて失効していたにも関わらず、ことし7月までの約半年間に渡り、業務中に無免許の状態で公用車を21回運転。通勤及び私生活での私用車の運転も行っていました。 本人がことし7月に免許が失効していることに気が付き、上司に報告したことで事案が発覚したということです。 また2人の懲戒処分にあたり、上司である管理監督職員合わせて6人が口頭厳重注意の処分を受けています。 十日町市の関口芳史市長は、次のようにコメントしています。 「日頃より、職員には、服務規律の確保や交通法規順守について厳格に指導してまいりました。しかし、再三の指導にもかかわらず、このような事件の発生により市民の皆様の信頼を裏切る結果となりましたことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。事件の再発防止に万全を期すとともに、全職員が一丸となって市民の皆様の信頼回復に向けて全力を尽くしてまいります」

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