直木賞をはじめ数々の文学賞を受賞し、警察小説から歴史小説まで幅広く手がけてきた佐々木譲さん。その代表作のひとつ「道警」シリーズは、北海道という地域社会の姿をリアルに映し出し、多くの読者に支持され続けてきました。 2024年に刊行された『警官の酒場』でシーズン1が完結。そして約一年半を経て、シリーズは新たな局面に入ります。 最新作の『佐伯警部の推理』では、主人公の佐伯宏一が警部へと昇進し、舞台も札幌から函館へ。物語のスケールを新たにしながら、第2シーズンが幕を開けました。 佐々木氏が新シーズンに込めた思いとは何か? 物語の構想とは? 長年の読者であり、元編集者の平岡忠則氏が、読者代表として佐々木氏に迫ります。