神奈川県警大和署で目撃されたのは、鋭い目つきでこちらをじろりと見て、車に乗り込む男。 盗んだものと知りながら、カメラなど7点、約195万円で都内の中古品買い取り店に売却した疑いで逮捕された、倉原和政容疑者(31)です。 倉原容疑者が売りさばいたカメラなどは、自ら盗んだものではなく、窃盗などの疑いで逮捕されている別の男が神奈川・横浜市内の住宅から盗んだものでした。 この別の男も、これまで自ら盗んだ品を売りさばいていましたが、店に持ち込んだものが盗品だと見抜かれると、倉原容疑者に売却を依頼するようになったといいます。 2人は“担保転売グル”という名のSNSのグループチャットで、盗品の売却依頼のやり取りをしていたといいますが、それまでに面識はなかったということです。 倉原容疑者は、男から依頼され、これまでに867万8000円分の盗んだ品を売りさばいたとみられています。 警察の調べに対し、倉原容疑者は「カメラなどを売ったことは間違いないが盗品とは知らなかった」と、容疑を一部否認しているということです。