全国の観光地などで問題になっている「白タク」を利用しないよう外国人観光客などに呼びかける活動が、3日、大分県由布市湯布院町で行われました。 3日は九州運輸局や県警、県タクシー協会などが参加してJR由布院駅前で「白タク」啓発活動を行いました。 参加者は外国人観光客などに「白タク」が違法であることなど3か国語で説明したチラシを配り、利用しないよう呼びかけました。 「白タク」は、許可なく有償で客を乗車させる行為で、道路運送法で禁じられています。最近は海外からの観光客の増加に伴い全国で問題となっています。地元のタクシー運転手も「白タク」のような車を見かけることがあると言います。 (タクシー運転手)「駅にお迎えが来ているようなのを若干見ます。全然普通の感じと違うんです。それでなんとなく白タクかな〜という感じがします」 県警によりますと、今年2月に別府市で白タク行為をしていた韓国人の男が逮捕されました。 (九州運輸局大分運輸支局・西山淳首席運輸企画専門官「運転技術など、安全を担保するものがありませんので、絶対に利用せずに事業用のバスタクシーを利用してもらえればと思います」 九州運輸局では中国人観光客の増加が見込まれる来年2月の春節の時期に向けて白タクの実態調査などを行う予定です。