熊本県教育委員会は、児童や生徒8人に対し下半身を触るわいせつな行為をするなどした山鹿市立菊鹿中学校の男の教諭を6日付で懲戒免職処分にしたと発表しました。また、女子生徒に性的な関係を持つことを誘う内容のメールを送信するなどした中学校の教諭と、ドラッグストアで万引きをした県教委の課長級の職員をいずれも停職6カ月としました。 【熊本県教育委員会の会見】 「深くおわび申し上げます」 6日付で懲戒免職処分となったのは山鹿市立菊鹿中学校の福田 怜史 教諭(38)です。 福田教諭は2020年から約4年間にわたり、自宅や温泉で男子児童や生徒ら8人に対し、下半身を触るわいせつな行為をしたり、その様子などをスマートフォンで撮影して児童ポルノを製造したとして逮捕・起訴され、9月、熊本地裁が懲役6年の判決を言い渡しました。 福田教諭は現在控訴していますが、県教委が直接本人と面会し、判決文に記載されている事実を認めたということで、6日付で処分したということです。 福田教諭は「教育界全体に迷惑をかけてしまい大変申し訳ない」とコメントしているということです。 県教委はこのほか、球磨教育事務所管内の公立中学校で、30歳の男性教諭が同じ学校に通う女子生徒にショートメールで性行為の経験を尋ねたほか、性的な関係を持つことを誘う内容を送信したとしてこの教諭を停職6カ月に。女子生徒は現在も登校できない状態だということです。 また、熊本市のドラッグストアで医薬品を万引きした疑いで逮捕・送検され、その後、不起訴となった県教委の課長級の男性職員も停職6カ月としました。 県教委によりますと、課長級職員の懲戒処分は初めてだということです。