日本サッカー協会は7日、影山雅永技術委員長(58)との契約を解除したと発表した。 同氏は2日、U―20(20歳以下)W杯チリ大会の視察のため、経由地フランスに向かう航空機内で児童ポルノの画像を閲覧しているところを客室乗務員に通報され、到着時に同国の当局に逮捕されたという。 現地報道では、6日にパリ近郊の簡易裁判所で公判が行われ、児童ポルノ輸入・所持の罪で執行猶予付きの有罪判決を受けたという。 会見で湯川和之専務理事(58)は「大変遺憾なこと。(本人の認否、判決内容は)プライバシー保護の観点からお答えできない。(後任は)決定はしていない。活動が活動なので、代行は議論していきたい」と説明した。影山氏は関係者に「お騒がせしました」と謝罪したという。 影山氏は福島県出身で筑波大卒。現役時代は市原(現J2千葉)、浦和、仙台などでプレーし、引退後はマカオ代表、岡山、U―20日本代表の監督などを歴任。24年春から技術委員長を務めていた。