「パパ活」を通じて知り合った少女の体をカラオケ店の個室内で触ったとして、大阪府警の男性警視が不同意わいせつ容疑で8月に逮捕された事件で、個室内には当時、もう1人別の少女もおり、警視がこの少女に対してもわいせつな行為をしていた疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。 大阪地検は9月、この2人の少女に対する不同意わいせつ罪で警視を在宅起訴した。 起訴されたのは府警生活安全部の生活安全特別捜査隊に所属する辻本浩嗣警視(53)。 府警は8月27日、辻本警視が6月下旬の午後、府内のカラオケ店の個室で13歳未満の少女の体を触るなどしたとして、不同意わいせつ容疑で逮捕した。辻本警視は9月7日、処分保留で釈放されていた。 捜査関係者によると、府警が捜査を続けていたところ、同じ個室内にいた別の16歳未満の少女にわいせつな行為をした疑いが浮上した。 少女2人は知人関係で、カラオケ店に2人で訪れ、辻本警視と会っていたという。 府警は9月10日、13歳未満の少女に対して7月にもカラオケ店内でわいせつな行為をした容疑と合わせて、辻本警視を追送検。地検は計3件の不同意わいせつ罪で9月24日に在宅起訴した。 府警の調べに対し、辻本警視はいずれの行為も認めているという。府警は懲戒処分とする方針。 辻本警視と13歳未満の少女はSNSを通じて知り合い、辻本警視は、少女がデートなどの見返りに金銭を受け取る「パパ活」の相手だった。