8日、喜茂別町役場で火炎瓶のようなものが投げられ放火されそうになった事件で、逮捕された男は、過去に道路の拡幅工事を巡り、町とトラブルになっていたことがわかりました。 札幌市北区の無職・重田勇容疑者86歳は、8日午後1時半ごろ、喜茂別町役場1階で、町長室近くにある執務室に火炎瓶のようなものを投げて放火しようとした疑いが持たれています。 すぐに役場の職員が消火にあたり、けが人はいませんでした。 重田容疑者は元町民で20年ほど前に、国道の拡幅工事にともなう立ち退きで、金額をめぐって町とトラブルになっていたことが喜茂別町長への取材で新たにわかりました。 また、最近は役場を訪れて、「役場で火をつけて死んでやる」などとと言っていたということです。 重田容疑者は容疑を認めていて、警察が詳しい経緯を調べています。