他人から銀行口座を買い取り詐欺グループに転売か 国内最大規模の「口座転売グループ」を摘発

詐欺グループに転売するために他人から銀行口座を買い取ったなどとして、国内最大規模の「口座転売グループ」が摘発され、リーダーの男ら7人が逮捕されました。 犯罪収益移転防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、住居不定の無職・西川悠輔容疑者ら7人です。警察によりますと、西川容疑者ら7人は2025年4月から5月にかけて匿名性の高いメッセージアプリを使い、他人から銀行口座を買い取ったなどの疑いがもたれています。 警察の調べでは、西川容疑者らのグループは買い取った銀行口座を詐欺グループに転売していたとみられています。また、銀行口座の提供者をSNSで募るために、少なくとも150人のリクルーター役を使っていたとみられます。 西川容疑者らは少なくとも3年前から年間1000回ほど口座を転売していたとみられ、警察は国内最大規模の「口座転売グループ」とみています。またこのグループは、犯罪で得た収益の出所を分からなくする「マネーロンダリング」をしやすいように、詐欺グループに銀行口座と暗号資産口座をセットにして転売することもあったとみられています。 さらにインターネット上で銀行の取引を行う「インターネットバンキング」で本人確認を簡単に行えるよう口座と紐づいた携帯端末も合わせて転売するケースもあったということです。警察は実態解明に向け調べを進めています。

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