兵庫県は20日、20代の女性にわいせつな行為をしたとして逮捕された職員など、2人を減給や停職とする懲戒処分を発表しました。 県によりますと、但馬県民局に勤務する男性職員(55)は6月、神戸市中央区の路上ですれ違いざまに客引きの20代の女性の尻を触った不同意わいせつの疑いで逮捕され、その後、示談が成立し不起訴処分になったということです。 県は男性職員について、反省していることなども踏まえて、20日付で減給10分の1(3カ月)の処分としました。 このほか、但馬県民局の別の男性職員(52)は、4月に鳥取市内のガソリンスタンドで、無人洗車機に残っていた前の利用者の釣り銭9000円を盗んだとして書類送検され、その後、起訴猶予の処分になったということです。 男性職員は県の聞き取りに対し、「魔が差してやってしまった。県民に対し、大変申し訳ない」と話したといい、県は男性職員を3カ月の停職処分としました。 人事課は「県政の推進に職員一丸となって取り組んでいるなか、極めて遺憾で県民にお詫び申し上げる」としています。