他人名義の口座情報を「口座転売グループ」に提供したとして、神奈川県の男が逮捕されました。 犯罪収益移転防止法違反の疑いで逮捕されたのは、神奈川県秦野市の会社員・野口貴広容疑者(36)です。警察によりますと野口容疑者は2025年7月1日、SNS上で口座の売買の募集メッセージに応募してきた女性の口座情報を「口座転売グループ」に提供した疑いが持たれています。 警察の調べに対し、野口容疑者は、「テレグラムを使って、他人名義の口座売買をしていたことは間違いありません」と容疑を認めています。 また、押収された野口容疑者のスマートフォンを解析したところ、リーダーの男などが逮捕された国内最大規模の「口座転売グループ」(2025年10月16日逮捕済)に口座を販売していたとみられる記録が見つかったということで、警察は余罪について調べを進めています。 愛知県警は、「口座販売は犯罪になるだけでなく、犯罪グループに個人情報を握られ、他の犯罪行為に加担させられるおそれがある。絶対に闇バイトをしないでほしい」と注意を呼びかけています。