「俺、俺だけど」オレオレ詐欺で700万円の被害 さらに“ニセ警察官”にだまされ400万円の被害も…小千谷市で相次ぐ特殊詐欺

新潟県小千谷市で特殊詐欺事件が相次いでいます。 70代女性が息子を名乗る男に現金700万円をだまし取られたほか、70代男性は“ニセ警察官”に現金400万円をだまし取られる被害に遭っていたことが分かりました。警察が注意を呼び掛けています。 ■「俺、俺だけど」息子になりすましたオレオレ詐欺 警察によりますと、今年9月25日、70代女性の自宅固定電話に「俺、俺だけど」と男の声で電話がありました。女性は息子だと思い、息子の名前を言うと、男はそうだと言い、おたふく風邪で声の調子が悪いなどと話したということです。 その後、女性は男に携帯電話の番号を教えてしまうと、9月28日、息子を名乗る男は「仮想通貨でもうけたんだけど、税金を払っていなくて国税局から400万円の請求がきている。400万円貸してほしい」などと言われたほか、10月9日にも「新たに滞納金で300万円かかることが分かった。これも貸してほしい」などと言われたということです。 そして、10月16日には息子を名乗る男のほか、弁護士を名乗る男も登場し、「国税局に見張られているので、お金は私宛に送ってほしい」などと言われたほか、現金700万円と一緒に果物や菓子などを詰めて、冷蔵の宅配便で送ってほしいなどと言われ、女性は指示通りに指定された場所に現金700万円などを送り、だまし取られたということです。 ■「暴力団が動いていて危ない」などと言われ… 一方、小千谷市の70代男性の自宅固定電話には、9月29日に『東京中央署』の警察官を名乗る男から電話がありました。 男は「暴力団があなた名義で口座を開設していて、口座には6000万円から7000万円入っている。かかわった人間が1人逮捕されており、その人物は、あなたに400万円手数料を支払っていると言っている」などと言われたということです。 その後、検事を名乗る男から電話があり「暴力団が動いていて危ない」などと言われ、現金を引き出すように指示された男性は現金を自宅で保管していたといいます。

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