ルーブル美術館強盗、逮捕された容疑者2人が関与認める パリ検察発表

パリ(CNN) フランス・パリのルーブル美術館から宝飾品が盗み出された強盗事件で、パリ検察は29日、逮捕された容疑者2人が関与を認めたと発表した。盗まれた宝飾品がまだ回収されていないことも明らかにした。 容疑者の男2人は29日に裁判所に出廷。当局は組織的な窃盗と共謀の容疑で正式に捜査を開始した。 強盗事件は19日に発生。容疑者2人が25日に逮捕され、残る2人は逃走を続けている。 容疑者のうち1人はアルジェリア国籍の34歳の男で、交通違反に関連した前科があり、事件に使われたスクーターから採取したDNAを通じて特定された。 もう1人の39歳の男はパリ郊外オーベルビリエの出身で、違法タクシーなどの運転手をしており、過去の窃盗事件に関連して警察にマークされていた。検察によると、破壊された陳列ケースのガラスの破片からこの男のDNAが見つかった。 検察は「実行犯の4人が美術館の内部から何らかの形で手助けを受けていた形跡はない」としている。 当局は現場から採取した150以上のDNA標本を分析するとともに、現場に残された手袋やヘルメット、ジャケットなどの遺留品を調べ、100人以上の捜査員を投入して容疑者の行方を追っている。

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