■不同意性交等の罪に問われているのは、元「小学校講師」の男 10代の少女らに、SNSで卑わいなメッセージや画像などを送信し、みだらな行為をしたなどの罪に問われている男の裁判が、岡山地裁で始まりました。 不同意性交等、児童買春などの罪に問われているのは、岡山市の元小学校講師の男(26)です(【画像(1)】は男の勤務先だった小学校)。 起訴状などによりますと、男【画像(2)】は今年7月、男の自宅で少女が16歳未満だと知りながら、現金1万円を渡してみだらな行為をしたなどの罪に問われています。 また、別の少女にも、少女が18歳未満だと知りながら、自己の性欲を満たすためにわいせつな行為をした罪にも問われています。 今年10月24日に行われた初公判。上下グレーのスウェット、黒髪のマッシュヘア、白のマスク姿の男が入廷しました。 裁判官から認否を問われた男は、起訴内容を一部否認しました。 ■「ゆじゅ」「けいすけ」偽名を使用 職業も「モデル」などと偽って 冒頭陳述によりますと、男は大学生の頃から、出会い系アプリやSNSを使って女性との交流を繰り返すようになりました。 遅くとも数年前ごろからは「ゆじゅ」「けいすけ」といった偽名を使い、「大学生」「モデル」などと職業を偽って、卑わいな内容のメッセージや下半身などの画像などを送信するようになったということです。 ■SNSで「悩みを聞いてほしい」→その後少女に下半身の画像などを送信 また冒頭陳述などによりますと、今年6月に男は、SNSで16歳未満の少女Aに「悩みを聞いてほしい」などとメッセージを送信。 その後、男は少女Aに下半身の画像などを送信したり、ビデオ通話でわいせつな行為を見せるなどするようになったといいます。 ■少女Aに現金1万円渡し…みだらな行為をして撮影 なお男は、少女Aから16歳未満であることを聞いていて、少女Aが金銭トラブルを抱えて、悩んでいることを打ち明けられるなどしていたということです。 さらに、少女Aから「会った時なにしてもいいから1万円欲しい」などと連絡を受けた男は、今年7月に男の自宅で会う約束をし、会った時にはわいせつな行為をしてもらいたいなどと依頼するなどしたといいます。 そして男は今年7月、少女Aに現金1万円を手渡した後、みだらな行為などをして、その様子を携帯電話で撮影。さらに、この動画は後日、少女Aらに送信したということです。 警察によりますと、逮捕後の調べに対し、男は「渡した現金は買春のためではない」などと供述し、容疑を一部否認していましたが、初公判でこの事件についての起訴内容を認めました(【画像(3)】は送検時の男)。