宝塚歌劇、ティックトックに無断投稿 65歳男逮捕 「金稼ぎが目的」と供述も収益得られず

宝塚歌劇の舞台映像を無断でインターネット上に投稿したとして、兵庫県警尼崎北署は4日、著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで、茨城県取手市の無職の男(65)を逮捕した。署によると「著作権を管理する団体に許可を得たつもりだった」と容疑を一部否認している。 逮捕容疑は令和6年12月~7年4月、歌劇団の著作権管理会社「宝塚クリエイティブアーツ」(大阪市)が所有する宝塚歌劇の舞台映像を67回にわたり、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に無断で投稿し著作権を侵害したとしている。 署によると男は「将来的な金銭面の不安もあり、お金稼ぎを目的にしていた」などと供述する一方、収益は得られなかったとみられる。 男は歌劇団の公式DVDを約20本購入し、自宅で映像を再生したテレビ画面を自身のスマートフォンで撮影、ティックトックに投稿していた。投稿動画の中には7分半に及ぶものもあったという。 今年1月、同社が所属する一般社団法人「コンピュータソフトウェア著作権協会」(東京)が「無断でティックトック上に宝塚歌劇の舞台映像が投稿されている」と署に相談があり発覚。署が同9月、同社から告訴状を受理し捜査したところ、男の関与が浮上したという。

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