大麻から抽出した成分を含む液体の「大麻リキッド」を所持、使用したとして、松江市立小学校の教諭の男が、麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで4日、警察に逮捕されました。逮捕のきっかけは、島根県教育委員会の情報提供でした。 逮捕されたのは、松江市法吉町の27歳。市内の小学校教諭です。 松江市教育委員会の会見 「捜査の情報については、こちらから申し上げられない。」 「教諭の男に大麻使用の疑いがある」と、県教育委員会が9月22日に、松江警察署に通報したのが発端で、その日の内に警察が教諭の男の自宅を捜索した結果、尿と任意提出された証拠品の両方から大麻成分が検出されたため、所要の捜査の末、4日、逮捕しました。 容疑者は、今年6月13日頃から9月22日の間に麻薬を自分で使うと共に自宅に大麻リキッド0.083グラムを所持していた疑いです。 5日、容疑者の教諭の勤務先の小学校を監督する松江市教育委員会が会見し、容疑者は学校でクラス担任をしていたが、問題発覚後は自主的に休んでいた。県教委の聞き取りに対し反省した様子で、「児童は裏切られた思いだろうしほかの教員にも申し訳ない。子どもとの関わりは良かったが、業務で相談する相手はおらず、いらいらすることもあった」などと答え、行事のための書類作成でストレスを感じているようだったとしています。 学校でも大麻を使用していたかは、なかったと信じるしかなく、児童や保護者への説明と謝罪及び、全ての市立学校に対し、法令順守の徹底を指示したとしています。 なお今後の処分については、任用者である県教委が判断することになります。 また、警察は、容疑者が逮捕後の取り調べに対し大麻リキッドを売ってもらったと供述した松江市浜佐田町の飲食店従業員の男(29歳)を、4日、逮捕しました。 2025年6月から7月ごろの間に、松江市内のコンビニ駐車場で、大麻リキッド若干量を教諭の男に1万円で売った麻薬及び向精神薬取締法違反の有償譲渡の疑いです。