メキシコ大統領が痴漢被害 「これが私たち女性が経験していること」各州に法整備要請検討

メキシコ初の女性トップであるシェインバウム大統領(63)が4日、首都メキシコ市の路上で男から痴漢被害に遭った。男は別の痴漢容疑で逮捕され、シェインバウム氏は自らの被害について告訴する意向を明らかにした。AP通信などが報じた。 メキシコ紙レフォルマが公開した動画には、シェインバウム氏が徒歩で移動中、聴衆に紛れた男が首筋に口を近付けたり、上半身に触れている様子が映っている。 シェインバウム氏は5日の記者会見で、12歳のときに公共交通機関で通学中に痴漢に遭ったことを明らかにし、「これが私たち女性が経験していることだ。大統領ですらこんな目に遭う」などと非難した。 メキシコは32の州でそれぞれ独自の刑法を施行しており、痴漢に関する罰則はさまざまだ。シェインバウム氏は各州への法整備要請を検討すると話した。聴衆の話を聞くことを重視するとして、警護の強化は否定した。

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