亡くなった元県議への取り調べ、情報は「事実無根」 立花容疑者の発言や投稿、兵庫県警が改めて否定

今年1月に死去した元兵庫県議の竹内英明氏が生前に警察の取り調べを受けていたとする情報について、兵庫県警は9日、改めて「事実無根」と否定した。 捜査幹部が同日、立花孝志容疑者を逮捕した名誉毀損(きそん)事件について報道陣に説明した際、明言。竹内氏について「被疑者以外の取り調べもなかった」とし、交流サイト(SNS)上に出回った内容について打ち消した。 捜査2課の幹部が「立花氏がSNS上などで発信した『県警が竹内県議を調べていた。逮捕予定だった』といった発言は事実無根である上、立花氏においてそれを真実と信じるに足りうる相当な理由もなかったと判断した」と説明。「被疑者以外の取り調べはあったと言えるのか」という報道陣の質問に「被疑者以外の取り調べもなかった」と断言した。 今回の逮捕容疑にもなった立花容疑者の発言や投稿は、竹内氏への誹謗(ひぼう)中傷とともにSNSで拡散。1月20日には、当時の県警本部長が県議会の答弁で「全くの事実無根であり、明白な虚偽がSNSで拡散されていることについては極めて遺憾」と述べた。 一方で、その後もSNS上で、県警が「参考人としての取り調べは否定していない」とする主張が新たに流れた。県警の会見での明言は、こうした派生的な内容も否定している。

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