メジャー3度セーブ王右腕ら2投手、投球操作工作の違法賭博容疑で起訴…最長65年禁錮刑の可能性

ア・リーグでセーブ王3度のガーディアンズ右腕エマニュエル・クラセ投手(27)とルイス・オルティス投手(26)が、違法賭博への関与容疑で米連邦検察に起訴された。複数の米メディアが9日(日本時間10日)までに伝えた。両選手は7月以降、MLBの調査により有給休職扱いとなっていた。 起訴状によると、両投手は賭博関係者と共謀し、試合中の特定の投球を操作する「投球操作工作」を行い、見返りとして賄賂を受け取っていたとされる。4つの罪に問われており、全て有罪となれば最長65年の禁錮刑が科される可能性がある。 不正グループ側は仕組まれた情報をもとに賭けを行い、少なくとも45万ドル(約7000万円)を不正に得たという。賄賂は一球あたり5000ドル(約75万円)の場合もあったという。起訴状では、クラセが意図的にボール球を投げようとした際、打者が振ってストライクになってしまった場面で、共謀者から「トイレットペーパーで首を吊る男の写真」が送られたとされる。クラセはこれに「悲しげな子犬の顔」の絵文字で返信していたという。 クラセは2023年から2025年にかけて関与していたとされ、オルティスはボストンで逮捕され10日(同11日)に連邦地裁に出廷予定。クラセは現時点で身柄を拘束されていない。

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