大野市の自宅に男性の遺体を放置したとして、70代の女が逮捕された事件で、遺体は女の夫であることが分かりました。 この事件は、大野市猪島の無職・真柄繁子容疑者(76)が男性の遺体を埋葬せず、自宅1階の寝室に放置したとして、11月1日に死体遺棄の疑いで逮捕されたものです。 警察のその後の調べで、遺体は同居していた夫の真柄正雄さん=当時(81)=だと分かりました。遺体は腐敗が激しく、離れて暮らす娘が発見した10月上旬には、死後20日ほど経過し、全体的に白骨化していたということです。 なお、真柄容疑者は夫の他に40代の息子と一緒に暮らしていましたが、息子は2階で暮らしていて、遺体については「知らなかった」と話しているということです。 ところで、夫の正雄さんは呼吸器系の持病を抱えていたということで、警察では死因の特定を急ぐとともに、犯行の動機について真柄容疑者を追及する方針です。