トラックを無免許運転したとして男が逮捕され、それを隠したとして男を雇っていた女も逮捕されました。 熊本県警に逮捕されたのは、道路交通法違反(無免許運転)の疑いが住所不定で自称・建設作業員の男(35)、犯人隠避の疑いが熊本県天草市牛深町に住むパート従業員の女(42)です。 男は今年10月「準中型免許」を取得していないのに、天草市牛深町の国道266号などで3トントラックを運転した疑いが持たれています。 また、女は、警察官に対し「自分がトラックを運転した」と嘘をついて、犯人を隠した疑いが持たれています。 警察によりますと、今年10月30日の午後6時半ごろ、通行人から「トラックが木を大量に落として走り去った」と110番通報がありました。 警察が現場に駆け付けたころ、荷台から落ちた薪が街路樹を傷つけていたため、警察は事故として処理しました。 その際、任意で2人に経緯を聞いたところ、ともに「準中型免許を持つ女性が運転した」と話したということです。 しかし、その後の防犯カメラなどの捜査で、男がトラックを運転していたことが判明しました。 女は薪を製造・販売し、当時、男をアルバイトとして雇っていたということです。 男は、乗用車の普通免許は持っていましたが、準中型免許はなく、警察は男が本来3トントラックを運転できないことを女も知っていたとみて、詳しく調べる方針です。 警察は2人の供述や認否を明らかにしていません。