所属する警察官が女子高校生にわいせつな行為をした疑いで逮捕されたことを受け、青森県警察本部の小野寺 健一本部長は6日開かれた県下警察署長会議で「非常に重く受け止めている」として陳謝し、「組織一丸となって県民の信頼回復に全力を尽くす」と述べました。以下、発言の全文です。 「昨日6月5日、本県警察官を不同意性交等事件の被疑者として逮捕しました。法の執行者たる警察官としてあってはならない行為であり、警察本部長として非常に重く受け止めております。被害者及びご家族、そして県民の皆様に深くお詫び申し上げます。今後、早急に事実関係の捜査を進め、事実に即して厳正に対処していきます。各位にあっては、職員一人一人に対して、警察職員として厳守すべき職務倫理の更なる浸透を図っていただきたいのであります。青森県警察は、組織一丸となって県民の信頼回復に全力を尽くします」 この事件は、当時高校生だった女性にわいせつな行為をしたとして、警察官と住職の男2人が逮捕されたものです。 逮捕されたのは県警機動隊の警部補で青森市浜田の佐々木淳容疑者53歳と、むつ市美里町の住職 水野良章容疑者46歳です。 2人は共謀のうえ、去年11月20日、県内のレンタルルームで当時高校生だった女性に同意を得ることなく、わいせつな行為をした疑いが持たれています。 警察によりますと、容疑者2人はインターネットの掲示板を通じて知り合い、水野容疑者と被害女性はアプリを通じて知り合ったということで、3人が直接会うのは事件当日が初めてでした。 女性にけがは確認されていません。 調べに対し、佐々木容疑者は容疑を認めていますが、水野容疑者は一部否認しています。 警察が動機などについて詳しく調べています。