大阪府柏原市で炎上した車から男性の遺体が見つかった事件で、放火の疑いで逮捕された男が死亡した男性を車に乗せたという趣旨の話をしていたことがわかりました。 警察は18日朝から死亡した男性の自宅敷地内で現場検証を行っていて、事件の詳しい経緯を調べています。 柏原市の西名阪自動車道で今月3日、ガードレールに衝突した車が炎上し、車の後部座席から大和高田市に住む職業不詳の定井敏弘さん(60)の遺体が見つかりました。 警察は車に放火した疑いで運転していた浜田達也容疑者(37)を先週逮捕しました。浜田容疑者は放火の容疑を認めています。 その後の取材で、車の所有者は定井さんで、浜田容疑者が警察に対して「定井さんを車に乗せた」という趣旨の話をしていたことが分かりました。 捜査関係者によると、浜田容疑者は逮捕前の調べに「知人を刃物で刺して殺害した」という趣旨の話をしているということです。 警察は浜田容疑者と定井さんの間に何らかのトラブルがあったとみて、殺人容疑での立件も視野に捜査を進めています。