プリウスなど91台盗んだ疑い、男女5人を送検 総額6870万円

茨城を含む4県でトヨタ自動車のプリウスなどの車を繰り返し盗んだとして、茨城県警は21日、同県土浦市永国の無職の男(66)ら男女5人を窃盗容疑などで逮捕・送検して捜査を終結したと発表した。車91台の被害を確認し、被害総額は6870万円にのぼるという。 捜査3課によると、5人は2019年7月~今年5月、つくば市のアパート駐車場などでプリウスなど車91台を盗んだなどの疑いがある。容疑者の一部は「覚醒剤の購入費にあてた」と容疑を認めているという。 今年1月、県警つくば署管内でプリウスの盗難被害が多発。防犯カメラの映像などから容疑者を特定した。 プリウスの場合、部品に希少金属プラチナが使われており、解体して売られるケースもあるという。 また、県警は同県つくば市の中古車販売業の男ら3人=いずれもパキスタン国籍=を盗品等有償譲り受けや保管の疑いで逮捕・送検して発表した。「ヤード」と呼ばれる中古車の保管・解体施設を経営し、盗んだ車を引き取ったうえで転売したとみられる。(後藤隆之)

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