米ジョージア州現代車・LGエナジーソリューション合弁バッテリー工場で逮捕されて帰国した韓国人勤労者300人余りのうち約50人が米国に再入国して作業中という海外の報道があった。 ABC放送は21日(現地時間)、韓国人職員キム某氏を引用し、現在およそ50人が米国に再入国して現場で働いていると報じた。工場の完工が遅れるほど費用の負担とサプライチェーン遅延による被害が増えるため、急いで投入されたとみられる。 キム氏は韓国人勤労者200人以上が米国移民関税執行局(ICE)が人権侵害、不法監禁などをしたとして訴訟を準備していると明らかにした。 今年9月、ICEは工場建設現場を急襲し、韓国人317人(LGエナジーソリューション46人、協力会社204人、現代エンジニアリング協力会社67人)を不法就職容疑で逮捕し、拘禁した。米国に工場を設立しながらも手錠をかけられて連行される姿は両国の外交問題に飛び火したりもした。 トランプ米大統領は最近、「(ICEの逮捕計画に)私が『馬鹿なことをするな』と言った」と言いながら再発防止を約束したが、勤労者は依然として不安を抱く雰囲気だ。LGエナジーソリューションも協力会社に全員復帰でなく「希望者に限り復帰」の方針を立てた。 短期使用ビザ発給権限がある米国務省は「個別ビザについては議論できない」としながらも「米国労働者訓練のための特殊技術者の米国短期入国に向けて努力中であり、これを通じて米国内の雇用を創出するだろう」と明らかにした。