滋賀県警高島署は9日、高島市のパート従業員の女性（66）が、警察官などをかたる人物らから現金約900万円をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として捜査している。 同署によると、1日に金融監督局の職員を名乗る人物から「大量の睡眠薬を不正処分する犯罪を犯している」と電話があった。その後、北海道警の警察官をかたる男に「通帳が悪用されている」などと言われ、電話やLINE（ライン）のビデオ通話で警察手帳や逮捕状などを見せられた。さらに検察官を名乗る男から「不正な入金が無いか調査するために、隠し口座にお金を振り込んでもらう」と指示された。女性は13日までに2度、指定された口座に現金を送金したという。