ポール・マッカートニー、ロブ・ライナー監督の衝撃的な死を悼む「たくさんのユーモアをありがとう」

ポール・マッカートニーが、週末に起きたロブ・ライナー夫妻の衝撃的な死を受けて深い悲しみを示している。 映画監督ライナーと妻でプロデューサーのミシェル・シンガー・ライナーが米ロサンゼルスの自宅で死亡しているのが発見された翌日の現地時間2025年12月15日、ポールは自身が出演した2025年のライナー監督作『Spinal Tap II: The End Continues』の撮影現場でのツーショット写真をインスタグラムに投稿した。 「ロブ・ライナーとその妻ミシェルが亡くなったことは、本当に悲劇です」と彼は綴り、「色々な意味で衝撃的ですが、特に私にとってはこの1年、彼と一緒に仕事をしてきたのでなおさらです。彼はとても陽気で、誰からも愛される人でした。人生はあまりに不公平で、この悲劇はその事実を突きつけています。彼の父親カール・ライナーは偉大なユーモア作家でしたし、ロブも父の跡を継いで多くの素晴らしい映画を生み出してきました。私は彼の思い出をいつまでも大切にしますし、彼と彼の妻がもうこの世界に存在しないという事実に胸が張り裂ける思いです」と続けた。 そして、「たくさんのユーモアをありがとう、ロブ。安らかにお眠りください。愛を込めて、ポール」と締めくくった。 ライナー夫妻は現地時間12月15日、米ロサンゼルスの自宅で刺し傷のある状態で発見された。ロイター通信によると、夫妻の32歳の息子ニックが殺人容疑で逮捕されたとロサンゼルス郡保安局がその後発表した。 その後数時間のうちに、友人やファンから悲嘆の声がSNSにあふれた一方で、ドナルド・トランプ米大統領がTruth Socialに投稿した内容には強い反発が広がった。トランプ大統領はその中で、ライナーが“苦悩し、もがいていた”とし、彼の死因は“TRUMP DERANGEMENT SYNDROME(トランプ妄執症)という精神を蝕む病”だったと示唆した。 大統領の粗雑な投稿を信じられなかった人物のひとりが、ジャック・ホワイトだった。「彼も彼の信奉者も、この美しい芸術家への卑劣でひどい侮辱を擁護することなどできない」とザ・ホワイト・ストライプスのギタリストはインスタに投稿し、「他人の悲劇的な死を利用し、自らの虚栄心やファシスト的な権威主義の計略を押し進めることは腐敗した、自己愛的な罪だ。トランプ、そしてそれを擁護するすべての人に恥を知れと言いたい」と綴った。

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