逮捕されたのは元社員の男…「白木屋」「魚民」など同系列の居酒屋チェーン店ばかりを狙って窃盗繰り返したか 大阪府警

勤務していた居酒屋チェーン店ばかりを狙って盗みを繰り返したとして、無職の男が逮捕・起訴されました。 窃盗などの疑いで逮捕・起訴されたのは、住居不定・無職の奥田正高被告(29)です。 警察によりますと奥田被告は、今年3月下旬、大阪府豊中市にある居酒屋のドアをこじ開けて侵入し、店内から現金およそ8万円を盗んだ罪などに問われています。 防犯カメラの捜査などから奥田被告が浮上し、奥田被告の母親から「仕事のことで叱責したら家に帰って来なくなった」と行方不明者届が出されていたということです。 奥田被告は今年7月にスーパーでの食料品の万引きに失敗し、警察に身柄を確保されていました。 奥田被告は、今年3月から7月にかけて大阪や愛知、静岡など6府県で18回にわたって合鍵を使うなどして居酒屋に侵入し、あわせて約104万円を盗んだ疑いがもたれています。 捜査関係者によりますと、被害にあった居酒屋は「白木屋」や「魚民」など、全国で居酒屋チェーン店を運営する株式会社モンテローザの系列店で、奥田被告は元社員だったいうことです。 取り調べに対し奥田被告は「借金や自分の人生のことを考えるうちにどうでもよくなり、家を出て路上生活をしだしたが、食事代欲しさに以前働いていた(居酒屋の)系列店であれば、合鍵や現金の保管場所などを知っていたので泥棒をしようと考えた。盗んだお金は生活費やギャンブルに使った」と容疑を認めているということです。 警察は、チェーン店を狙った類似の事件が他にも多数起きていることから、「合鍵の場所を共有せず、閉店時は最小限の現金保管を徹底するなど、防犯対策を講じて欲しい」と呼び掛けています。

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