沖縄県警は22日午前5時から、県内の14署管内の幹線道路などで飲酒運転取り締まりの一斉検問を実施した。このうち那覇市の識名トンネル周辺では、那覇署と県警本部交通指導課が約30人体制で検問し警戒していた。 年末に向けて飲酒の機会が増えることから、警察は12月中を「飲酒運転取り締まり月間」と設定し、飲酒運転や飲酒がらみの人身事故の発生に警戒を強めている。 県警本部交通指導課の有留友文次席は「年末から年始まで飲酒の機会も増える。二日酔いも立派な飲酒運転だ。酒の提供者や同乗者も厳しく罰せられる」「飲酒運転は『しない、させない、許さない』を守り、根絶に協力してほしい」と呼び掛けた。 2025年1月~12月10日の飲酒運転による摘発件数は速報値で952件(前年同期比168件減)、このうち逮捕者は373人(同101人減)。摘発件数はコロナ禍を経て5年ぶりに増加に転じた2023年が1154件、24年が1389件と増加傾向にあった。今年は12月10日時点で前年を下回っている。