島原市内で息子をかたるニセ電話詐欺が2件発生し、いずれも80代の女性が現金をだまし取られる被害に遭いました。 被害総額は200万円にのぼります。 このうち、島原市で一人暮らしの80代の女性は12月21日夕方、自宅の固定電話に息子をかたる男から電話があり、「同窓会で島原に来ている」「お金が必要だから100万円を貸してほしい」などと言われました。 女性はこれを信じ、電話を切った約10分後に自宅を訪ねてきた息子の代理というスーツ姿の男に家にあった現金100万円を手渡し、だまし取られました。 また、翌22日には、別の80代の女性が息子をかたる手口でニセ電話詐欺被害に遭いました。 この女性宅の固定電話には、12月22日から24日までの間に「同窓会の案内が届いていないか」という問い合わせを皮切りに「株の配当金をもらったが、税金を払っておらず逮捕されるかもしれない」「200万円払えば逮捕されないと弁護士に言われた」などという電話があったということです。 電話でのやり取りの末、100万円を渡すことになり、女性は自宅を訪れた弁護士のマツモトを名乗るスーツ姿の男に現金を手渡したということです。 県内では12月に入り、息子をかたる男からのニセ電話詐欺が急増しているということで、県警が注意を呼びかけています。