マカオからタイへ向かう航空機内で窃盗…中国人の男逮捕、余罪も

マカオ司法警察局は1月10日、マカオ国際空港からタイへ向かう旅客便の航空機内で別の客の手荷物の中から現金を盗んだとして50代の中国人(中国本土居民)の男1人を逮捕したと発表。 同局によれば、同月9日午後、当該フライトの男性客1人が機内に入り、頭上の荷物棚に現金などが入ったバックパックを収納して着席したところ、しばらくして座席番号を間違っていたことに気づき、正しい座席に移動する際、荷物棚のバックパックを出そうとしたところ、何者かに開けられた形跡があり、中を確認したところ4万3000香港ドル(日本円換算:約86万円)の現金がなくなっており、この時点でまだ機体が駐機中だったことから、客室乗務員に警察への通報を求めたとのこと。 この状況の中、被害者の後方の座席にいた男が、荷物棚の中に現金の入った紙袋があるのを見かけたと声をかけ、男の示した位置から紙袋が見つかり、中から消えたものと同額の現金が入っており、この紙袋が被害者の隣の座席の客の手荷物だったという。 その後、治安警察局から捜査を引き継いだ同局は、紙袋の位置を知らせた男を逮捕。同局は、この男が被害者のバックパックから現金を盗んだ後、一旦これを別の客の紙袋に入れ、再び機会を見計らって取り出そうとしたが、被害者に被害を気づかれ、警察が介入することになったことから、自身の犯行の露見を恐れ、良い人を装って声をかけたとみており、男は逮捕時、窃盗で得たとみられる香港ドルや多種の外貨、合わせて約4600マカオパタカ(約9.1万円)を所持していたことも明らかにした。 なお、同局の捜査過程で、この男が昨年(2025年)11月21日にタイからマカオへ向かう旅客便の航空機内で発生した窃盗事案にも関与していたことが発覚。この際の被害者は降機後、ホテルチェックインの際に財布の中から4000人民元(約8.8万円)がなくなっているのに気づき、警察に通報していた。 同局では、捜査で得られた情報を総合的に判断し、男を加重窃盗罪で検察院送致するとした。 近年、マカオ国際空港を発着する航空機内やマカオ域内の路線バス車内等における窃盗事案が頻発しており、同局は今回の事件を受け、広く公衆に対し、あらためて公共交通機関を利用する際、身分証や現金、貴重品の管理に注意を払ってほしいと呼びかけた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする