米国ミネソタ州で移民の取り締まりを巡る葛藤が深まり、デモ隊と法執行当局との対峙が激化する中、ドナルド・トランプ米大統領は「内乱法」を発動する可能性に触れた。 トランプ大統領は15日(現地時間)、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」を通じて「ミネソタの腐敗した政治家たちが法を守らず、任務を遂行しているに過ぎない移民・関税執行局(ICE)の愛国者たちを攻撃するプロの扇動家や内乱勢力を阻止しないのであれば、私は過去に多くの大統領が使用した『内乱法』を発動し、かつて偉大だったその州で起きている恥ずべき事態を迅速に終わらせるだろう」と述べた。 ミネソタ州ミネアポリスでは今月7日、ICEの職員が車両検問中、これに抵抗した米国人女性ルネ・ニコール・グッドさん(37)を射殺する事件が発生した。その後、トランプ政府による不法移民の取り締まりに反発する市民によるデモが続いていた。 前日にも、移民取り締まりの職員がミネアポリス北部地域で不法滞在の疑いがあるベネズエラ人男性を逮捕しようとした際、発砲する事故が発生した。銃に撃たれた男性の命に別条はないという。 ミネソタ州知事とミネアポリス市長はともに民主党所属だ。 トランプ大統領のこの日の発言は、民主党所属の自治体首長が管轄地域内で激しくなるデモの状況を緩和するために努力しないのであれば、内乱法を発動するという意味と解釈される。 米国の「内乱法」は、暴動など法に明示された特定の条件に限り、大統領に対して軍隊を国内に動員する権限を付与するものだ。