「マドゥロ政権対応時より大規模」イランに空母を送ったトランプ氏…中東「一触即発」(2)

しかし、リンカーン空母打撃群が中東に到着し、状況が変わったとの分析が出ている。米中央軍(CENTCOM)は同日、ソーシャルメディア(SNS)を通じ、「リンカーンと駆逐艦3隻が現在、中東に配備されている」と明らかにした。F-15、F-35などの戦闘機、空中給油機、追加の防空システムも中東地域に投入された。昨年10月、空母フォードをカリブ海に派遣した後、ニコラス・マドゥロ・ベネズエラ大統領の逮捕作戦に乗り出した前例が、イランでも繰り返される可能性を示唆している。 アクシオスは、トランプ政権内で軍事的選択肢を巡り意見が分かれていると伝えた。強硬派は、「イラン政権を処罰し、デモ隊を支援すると約束した以上、行動に出るべきだ」との立場だ。一方で、「テヘラン爆撃の実効性は不確実であり、イラン政権の弱点を利用して交渉に持ち込むべきだ」と主張する向きもあるという。 トランプ大統領はまた、アクシオスに対し、昨年6月に起きたイランとイスラエルの「12日戦争」にも言及した。イスラエルがイランを先制攻撃することを自らが許可したことが、イランによるイスラエル奇襲を防いだとの認識を示した。 米国の軍事行動が現実化した場合、イランの抵抗は相当な規模になるとの見方もある。イランおよび親イラン武装組織は、イランが攻撃を受ければ積極的に対応するとの立場を堅持している。レザ・タライ・ニク国防省報道官は、「イランが米国・シオニスト勢力の攻撃対象になれば、我々の対応は以前(昨年6月)よりも、より断固として、より痛烈なものになる」と警告した。 ヒズボラの指導者ナイム・カシム氏は、「ハメネイ師を脅すことは、この指導者に従う数千万の人々を脅すことだ」とし、「必要なあらゆる措置と備えで、この脅しに立ち向かうことが我々の義務だ」と述べた。イランの支援を受けるイラクのシーア派民兵カタイブ・ヒズボラは、「衝突が激化すれば殉教作戦を宣言することもあり得る」と威嚇した。 イラン国内では、反米感情を刺激する動きも見られた。25日、テヘラン中心部の広場にある大型広告板には、米空母が攻撃され破壊される絵が掲げられた。そこには「血に染まった星条旗」をかたどったイメージとともに、「風をまけば、嵐を刈り取ることになる」との警告文句も記されていた。

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