大森南朋“肇”「俺らまだまだこれからだ」に感動 青春の思い出が詰まったタイトル回収も<ラムネモンキー>

反町隆史、大森南朋、津田健次郎がトリプル主演を務めるドラマ「ラムネモンキー」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第2話が、1月21日に放送された。今回は、肇(大森)がフィーチャーされた回となった。(以下、ネタバレを含みます) ■中学校の同級生3人が37年ぶりに再会し、青春を取り戻す 同ドラマは、「コンフィデンスマンJP」「リーガルハイ」などを手掛けた脚本家・古沢良太氏の最新作。 主人公となるのは、大手商社勤務の吉井雄太(反町)、映画監督の藤巻肇(大森)、理容師の菊原紀介(津田)という、見た目も性格もバラバラな3人組。中学時代、雄太は通称ユン、肇は通称チェン、紀介は通称キンポーと呼ばれ、映画研究部でカンフー映画の制作をしながら、熱い青春を過ごした同級生だ。 51歳となった3人は、「こんなはずじゃなかった」と三者三様に人生に行き詰りを感じていた中、37年ぶりに再会。3人が通うカフェの店員・西野白馬(福本莉子)の協力も得て、かつての映画研究部顧問教師・マチルダ(木竜麻生)の謎の失踪事件を追いながら、もう一度“青春の輝き”を取り戻す様を描くヒューマンコメディーとなる。 ■マチルダを殺したのは体育教師か…肇の記憶がよみがえる 雄太たちは、中学時代のマドンナだった同級生から、マチルダの悲鳴を聞き、近くにいた男が立ち去るのを見たという証言を得る。それを鶴見巡査(濱尾ノリタカ)に話すが、巡査は困惑するだけ。1988年当時にストーカーという概念はまだなく、手掛かりになりそうなこともなさそうだったのだ。 そんな中、映画監督としての依頼がない肇は、フードデリバリーの仕事で訪れた家の庭先でチェーンソーを見かけ、体育教師・江藤(須田邦裕)の恐ろしい記憶を思い出す。規律を重んじ、体罰も辞さない江藤は「ジェイソン」と呼ばれており、とりわけ口が達者な肇を目の敵にしていた。 その江藤がマチルダをチェーンソーで殺した光景が肇の脳裏によみがえったというのだ。白馬はその記憶の不自然さに疑問を抱くが、肇は江藤を見つけようと提案する。 ■病床の体育教師にほほをたたかれる肇たち 中学時代、肇が書いた脚本は「ドランクモンキー酔拳」というタイトルで、酒に酔った状態でカンフーの技を繰り出すというものだが、その様子を見た住民から学校に通報が入った。 「酒を飲む場面は中学生が作る映画として問題がある」と叱る江藤に、反論する肇。すると江藤は「覚えとけ。学校ってのはな、お前みたいなやつを勘違いさせないためにある。凡人がまともに生きていけるようにするためにある。間違っても自分が天才だなんて思うな。みじめな人生を送ることになるぞ」と言った。 かつての仲間は職を変えて幸せな家庭を築いている。片や自分といえば、独立してすぐの映画に抜てきした主演俳優が薬物で逮捕され、製作中止に追い込まれて借金だけが残り、気が付けば、何が作りたいか分からなくなり、企画書を作成しても通らない。それでもちやほやされた時代から抜け出すことができない自分を顧みた肇は、江藤の言葉が「正しかったのかもな」と思うのだった。 「もし会えたら、謝ろうかな」とつぶやいた肇に、白馬が江藤の娘の連絡先を渡す。さらに、先日3人が会った元クラスメートが教えてくれたという、江藤が体罰で免職の懲戒処分にされたことを報じる新聞記事を見せた。 3人は白馬と共に江藤に会いに行く。入院中の江藤(石倉三郎)は薬で眠っていて、その間に江藤の娘から「もともとすごく気の小さい人なんです。俺は教師には向いていないって落ち込んでばかりで。本人も苦しかったと思います」と思いがけないことを耳にする。 教師というストレスの多い仕事を思いやる3人。今の江藤は小さく見えた。そのまま帰ろうとしたとき、江藤が目を覚ました。 息も絶え絶えに「ろくな…大人にならなかったな…お前ら」と告げる江藤。肇は謝るどころか、マチルダを襲おうとしていたのが江藤ではないかと問い掛けた。マチルダのことは無責任で大嫌いだったと明かす江藤。さらに、今の教育の果ての「びくびく生きてるやつらばっかり」な者たちを嘆き、「ガキってのはな、叩くんだ。叩いて鍛え上げて。それが教育って…」と“体罰教師”の片りんをのぞかせた。 すると「いいかげんにしろよ!」と肇が一喝し、中学の時と同じように反論。そんな肇に向かって、ほとんど動かせない手を懸命に上げようとする江藤。肇はその手に自分のほほを近づけた。肇のほほを弱弱しくも、はたいた江藤は、「ましな面になった。俺の知ってるクソガキだ」と言うのだった。江藤は、肇に続いて雄太、紀介のほほもたたいた。 ■“創作者”として肇が再び前を向く、タイトル回収には「そういうことか」の声 肇の記憶は、中学生の肇が江藤に捨てられた脚本を書いたノートを職員室で探しているとき、何らかの作業でチェーンソーを使っていた江藤が戻ってきたときのもの。そこで間に入ってくれたマチルダが「江藤先生、すっごい怒っちゃって。チェーンソーで襲ってきて、私、ボールペンで首、グサッて刺したんだけど。ジェイソン不死身でしょ。チェーンソーで私の首をガガガガガッ」と肇に語って聞かせたいたずらだった。 そのとき、マチルダは「創作をするってことは、批判も批評もされるってことだよ。それでも作らずにいられない人が創作者になる」とも肇に語った。肇は、自分たちがよく飲んでいるラムネから映画のタイトルを「ラムネモンキー炭酸拳」に変更した。これで本作のタイトル回収となったが、3人の青春が詰まったもので胸が熱くなる。 「俺らまだ50だ。まだまだこれからだ」と江藤に反論した肇。面会を終え、肇はパソコンに向かい、企画書を仕上げた。過去と現在がつながり、停滞していた肇の人生が動き出したのだ。 その後、江藤の娘から、マチルダにお酒臭かった男性がつきまとっていたことを江藤が思い出したと連絡があった。江藤はその5日後に息を引き取り、マチルダの件でそれ以上の情報は得られなかったが、3人の行動は「最後に父を教師に戻してくれて」と感謝もされたもので、仕事や生きることにしみじみと感じ入る展開だった。 視聴者からは「ジェイソンとの再会、泣いちゃった」「暴力は絶対にダメだし許されないけれど、ジェイソンは生徒のことをずっと気にかけていたし彼なりの愛情があった」「ジェイソンみたいな先生 昔はたくさんいたな」「タイトル回収 そういうことかー」「50になってもまだまだやれるんだって熱いメッセージが聞けてよかったです」などの声が上がった。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部

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