【AFP=時事】中国の王毅外相は14日、カナダのアニタ・アナンド外相に対し、両国が「干渉を排除する」ために協力すべきだと述べた。ミュンヘン安全保障会議の合間に行われた会談で述べた。 ミュンヘン安全保障会議の期間中、王氏は多くの西側諸国の指導者と会談し、予測がますます困難になっている米国と対比し、中国をより安定したパートナーとして印象づけようとしている。 カナダのマーク・カーニー首相は1月、輸出市場拡大と米国への貿易依存を減らすための取り組みの一環として中国を訪問した。 発表された暫定的な貿易協定の下では、中国はカナダ産の菜種(カノーラ)輸入にかかる関税を引き下げる他、カナダ人に対して中国へのビザなし渡航を認めることが見込まれている。 しかし、カナダと中国の合意をめぐり米国は、協定が進めばカナダ製品に100%の追加関税を課すと警告。協定により、中国製品が不当に安く流入することになると指摘している。 こうしたことを背景に王氏は、アナンド外相に対し、両国が「干渉」に共同で対抗すべきだと述べた。ただ、米国を名指しすることはなかった。 中国外務省の声明によると、王氏はアナンド氏に対し「中国はカナダと協力して干渉を排除し、さまざまな分野での交流と協力を再開する用意がある」と述べた。 王氏は、カーニー首相の中国訪問について「実り多い」ものだったと称賛した上で、両国が健全で安定した「新しいタイプの戦略的パートナーシップ」を構築すべきだと述べた。 中国とカナダの関係は2018年にバンクーバーで華為(ファーウェイ)の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)が逮捕されたことを受けて急激に悪化した。中国側も、実業家のマイケル・スペーバー氏と元外交官のマイケル・コブリグ氏のカナダ人2人をスパイ容疑で拘束し、カナダ政府はこれを報復措置だと非難した。【翻訳編集】 AFPBB News