広島「でき過ぎ」開幕3連勝でも懐疑的な声…“主力選手FA流出”の危機と“若手育成”の課題、新井監督の頭痛の種は消えず?

広島は開幕からの勢いのまま、戦い続けることができるのだろうか。戦前の予想を覆しての好スタートに地元・広島は盛り上がる一方だが、懐疑的な見方をする人も少なくない。「就任4年目を迎えた新井貴浩監督の進退がかかる」とまで言われる、勝負かかかった年の行方に注目が集まる。 広島は開幕シリーズで中日に3連勝する幸先良い形でスタートを切った。3年ぶりのAクラス入りはもちろん、2018年以来のリーグ優勝、そして1984年以来の日本一という大きな夢へ向けて勢いが付いたのは間違いない。 「オフからキャンプ、オープン戦と景気の良い話は聞かれなかった。順位予想で下位に挙げる人も多く、『仕方がないかな……』という思いもあったので中日に3タテできたのは本当に大きい。選手・関係者の誰もが手応えを感じたはず」(広島OB) 本拠地での3連勝は今後への明るい光を感じさせた。3月27日は9回に4点差を追いつき、延長10回にドラフト3位新人・勝田成がサヨナラ打。翌28日は「2-1」で競り勝ち、29日は先発転向した栗林良吏が1安打完封勝利を挙げた。 「初戦で敗戦ムードを土壇場で追いついたところに、今季への思いが伝わってきた。即戦力と言われた勝田も自信を付けたはず。チームに勢いが出た中で、栗林もリラックスして投げられたのではないか。『でき過ぎ』と思えるほど、素晴らしい3連戦になった」(広島OB) 今季はチームへの評価が決して高くなく、オフにはグラウンド外での問題も露呈した。チケットセールスも苦戦が予想され、「開幕戦に人気グループSnow Manの阿部亮平さんを始球式に起用した理由の1 つ」と言われたほど。しかしフタを開けてみれば、グラウンド内の戦いで熱気と注目を取り戻しつつある。 新井監督も心配を抱えた中での開幕だったはずだ。キャンプイン直前には、羽月隆太郎が医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕された。また開幕を控えてからも、中心投手の1人である大瀬良大地投手が故障に見舞われた。当初プランから変更を余儀なくされた中でのシーズンインだった。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする