落とし物のかばんから現金が入った封筒を抜き取ったとして、三重県警は17日、業務上横領と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで、鈴鹿署地域課の男性巡査(35)を津地検に書類送検し、懲戒免職処分とした。また、16歳未満の少女にみだらな行為をしたなどとして、警務課付の巡査金丸昂太郎被告(30)=不同意性交罪などで起訴=も懲戒免職とした。 監察課によると、鈴鹿署の巡査は昨年12月30日、落とし物として届け出があったかばんから、現金約6千円が入った封筒を抜き取って横領したとされる。封筒について記載していない虚偽の書類を作成し、上司に提出していた。 同日中にかばんを持ち主に返した際、持ち主から現金が入った封筒がないことについて申告があり、横領が発覚。巡査は発覚後、休職していた。 県警の聞き取りに、巡査は「生活の足しにしたかった。迷惑をかけて申し訳ない」などと話したという。県警は監督責任を問い、上司だった課長を所属長注意とした。 一方、金丸被告は令和6年10月18日、和歌山県内のホテルで、16歳未満の少女に現金を渡す約束をしてみだらな行為をし、行為をスマートフォンで撮影したとされる。県警は「今後の公判に支障がある」として、認否を明らかにしていない。 金丸被告は今年2月に不同意性交や性的姿態撮影処罰法違反などの疑いで愛知県警に逮捕され、3月に起訴された。事件当時、健康上の理由で休職中だった。 野田正隆首席監察官は「複数の現職警察官が重大事案を起こしたことは極めて遺憾。被害に遭われた方や県民に深くおわびする。事案を厳粛に受け止め、信頼回復に全力を尽くす」と話した。