京都府南丹市園部町で行方不明となっていた安達結希(ゆき)さん(11)が遺体で発見された事件は23日、結希さんが行方不明となってから1カ月を迎えた。遺体が発見された同町の山林付近に設けられた献花台には多くの花束や菓子が供えられ、訪れた人は雨の中、結希さんを悼んだ。 献花台の周辺は花束であふれ、菓子や飲料のほか、結希さんが好きだったというポケモンのぬいぐるみや恐竜の本が供えられていた。23日は朝から多くの人が献花に訪れた。小学生の娘がいる男性(45)=京都市北区=は妻と共に訪れ、「早く無事で見つかってほしいと思っていたので、残念でつらい。結希くんには『しんどかったね。1人でさみしかったね』と優しく声をかけたい」と静かに手を合わせた。 園部小5年だった結希さんは先月23日朝に登校せず、行方不明が判明した。京都府警の捜索で今月13日夕、結希さんの遺体が見つかった。府警捜査本部(南丹署)は16日、死体遺棄の疑いで父親の安達優季(ゆうき)容疑者(37)を逮捕。安達容疑者は容疑を認め、逮捕前の調べに「首を絞め付けて殺した」との趣旨の供述をしており、捜査本部は結希さんの死亡の経緯についても調べている。 ◇ 23日は、亀岡市で2012年4月、集団登校中の児童らに無免許運転の車が突っ込み10人が死傷した事故の発生日と重なった。事故から14年を迎えたこの日、犠牲となった松村幸姫(ゆきひ)さん=当時(26)=の父で園部町に住む中江美則さん(62)も結希さんの献花に訪れた。中江さんは「子どもの将来が奪われてしまった。娘を『ゆき』と呼んでいたので勝手ながら身近に愛おしく感じ、ただただ冥福を祈った」と語った。