バイカーズパラダイス南箱根では、開業7周年を記念した企画展「バイクが好きになる、この空間へ」が2026年7月5日まで開催されている。今回の展示は、単にバイクを並べるだけではなく、漫画や映画、写真といったカルチャーと実車を組み合わせることで、ライダーが初めてバイクに憧れた「あの瞬間」を呼び覚ます内容になっている。バイクに乗る理由は、効率や利便性ではなく、心を揺さぶられた原体験にある――そんなテーマを感じさせる構成だ。 目玉のひとつは『バリバリ伝説』ゾーンで、劇中で印象的なCB750Fの展示に加え、実車にまたがって最新VRシミュレーターを体験できる。さらにNS400Rや過去のコラボヘルメットも並び、作品世界への没入感を高めている。ほかにも映画『キリン』で使用されたカタナや隼の展示、『逮捕しちゃうぞ』のモトコンポ・ポリス仕様、現代の折りたたみ電動バイクとのコラボ展示なども用意され、名作と現代のモビリティが交差する空間が作られている。 写真展示も充実しており、ロードレースの緊張感を切り取った赤松孝氏の作品群と、一般ライダーの日常の風景を集めた「モトクル」写真展が並ぶことで、非日常の熱気と日常の楽しさの両方が伝わってくる。ベテランライダーにとっては懐かしさを、これから免許を取ろうとする人には新たなきっかけを与えてくれる内容で、箱根ツーリングの目的地としても魅力的な企画展だ。