大阪の「スーパー玉出」を運営する株式会社フライフィッシュは20日、公式サイトを通じて、同社元取締役が逮捕されたと明らかにし、謝罪・説明した。 公式サイトに「当社元取締役の逮捕について」と題し、「本日、当社の元取締役が会社法違反(特別背任)の容疑で大阪府警に逮捕されました。このような事態が発生したことに関しまして、当社が運営するスーパー玉出各店をご利用いただいているお客様、並びにお取引先様にご心配をおかけしていることをお詫び申し上げます」と伝え、同事件について同社の対応をつづった。 それによると、2023年初旬から始めた社内監査で発覚。当時のスーパー玉出の実務責任者だった元取締役が個人会社を設立するなどし、派遣手数料を不正に着服する疑いが浮上したが、同社の聴取では、一部の事実関係を認めるだけだったという。 その後、さらに不審な行動や資金移動が分かり、即刻辞任をうながして新体制を整え、調査を継続。「当社は元取締役に対する質疑応答を繰り返して問題の全容解明と収束に努めましたが、元取締役は自己弁護に終始して事実関係を争う姿勢を示したため、社内協議を重ねて刑事告訴に踏み切ることを決議し、2024年春頃から大阪府警などへの相談を始めて本日の逮捕に至った次第です」とした。 その上で「当社は逮捕容疑となった事件以外にも元取締役が犯罪行為に及んでいると考えており、引き続き大阪府警の捜査に協力してまいります」とし、「また、今回の事件を教訓として役職員のコンプライアンス研修、取引管理体制の強化などに取り組み、より信頼できる会社へ発展するよう努める所存でございます」と記した。 ■当社元取締役の逮捕について(全文) 2026年5月20日 株式会社フライフィッシュ 本日、当社の元取締役が会社法違反(特別背任)の容疑で大阪府警に逮捕されました。このような事態が発生したことに関しまして、当社が運営するスーパー玉出各店をご利用いただいているお客様、並びにお取引先様にご心配をおかけしていることをお詫び申し上げます。 今回の事件は2023年初旬から始めた社内監査で発覚し、当時スーパー玉出事業の実務責任者だった元取締役が個人会社を設立するなどして、各店舗に従業員派遣を行う取引業者へ支払っていた派遣手数料を不正に着服している疑いが浮上しました。当社は同年4月に元取締役に対する聴取を行い、不正行為の全面告白と横領したとみられる金員の返還を求めましたが、元取締役は個人会社への資金還流など一部の事実関係を認めるだけでした。 その後、派遣関連以外にも元取締役の不審な行動や資金移動が分かり、当社は業務の混乱を避けることを優先し、元取締役に即刻辞任を促して新体制を整えた上で調査を継続しました。当社は元取締役に対する質疑応答を繰り返して問題の全容解明と収束に努めましたが、元取締役は自己弁護に終始して事実関係を争う姿勢を示したため、社内協議を重ねて刑事告訴に踏み切ることを決議し、2024年春頃から大阪府警などへの相談を始めて本日の逮捕に至った次第です。 当社は逮捕容疑となった事件以外にも元取締役が犯罪行為に及んでいると考えており、引き続き大阪府警の捜査に協力してまいります。また、今回の事件を教訓として役職員のコンプライアンス研修、取引管理体制の強化などに取り組み、より信頼できる会社へ発展するよう努める所存でございます。 以上