アスミック・エース配給にて、天野千尋監督作品『マジカル・シークレット・ツアー』が6月19日(金)に全国公開されます。 本作は、2017年に中部国際空港で主婦たちが[金の密輸]で逮捕されたという実際の事件に着想を得たオリジナルストーリー。二児の母、大学の研究者、そして妊婦――。一見、犯罪とは無縁そうに見えるものの、実はそれぞれに事情を抱えた3人が偶然出会い、金の密輸という秘密によって絆を深めていきます。3人のイリーガルな自分探しの旅が、一筋縄ではいかない現代を生きる私たちに新しい選択肢を見せてくれる、大注目の一本が完成しました。 この度、本作の公開を記念して行われた[ジャパンプレミア]が6月2日(火)に行われ、主演を務める有村架純ほか、南沙良、塩野瑛久、青木柚、本作の監督の天野千尋監督が登壇。随所に「金」があしらわれた華やかなステージに、豪華キャストが勢揃いしました。撮影秘話のほか、実話に着想を得た本作にちなんだ“最近のアッと驚く実話”や2026年に入ってから“初めてチャレンジしたこと”を披露するなど、本作の見所を語りつくしました。 [ジャパンプレミア イベント・レポート] 主婦たちが金の密輸に手を染めた実在の事件に着想を得た、映画『マジカル・シークレット・ツアー』(6月19日公開)。6月2日(火)には日経ホールにてジャパンプレミアが実施され、有村架純、南沙良、塩野瑛久、青木柚、そして天野千尋監督が登壇した。満員御礼で実施されたこの日、ステージ上に設置された煌びやかな金塊パネルが左右に割れると、現れたのは有村と南。金塊レベルにゴージャスな演出に拍手喝采が沸き起こる中、塩野、青木、そして天野監督もラインナップした。 夫の横領と解雇を知り、子連れで金の密輸に手を染める二児の母・和歌子を演じた有村は、「ちょうど1年前に撮影した作品を今日お届けすることができてホッとしております」と念願のジャパンプレミアに満面の笑みで、「今日はみんなゴールドのものを身につけて欲しいというお願いがありまして。私はサンダルです」と微笑みながら自らの足元のゴールドサンダルを指差し、南はゴールドボタン、塩野はゴールドネックレス、青木はゴールドメガネ、監督はゴールドピアスと、多様な“ゴールド”で壇上を輝かせた。 劇中、大規模なシンガポールロケも見どころの一つ。撮影の思い出を聞かれた有村は、「夜は時間がある日もあったので、みんなでご飯を食べに行ったり、ゆったりとしました」と振り返り、金の密輸仲間として和歌子と行動をともにする未婚で妊婦、貯金ゼロのキャバ嬢・麻由を演じた南は、「シンガポールは暑かったですよね」と意外な苦労を告白。これに有村は頷きつつ、「現地のスタッフさんも同じ熱量を持って撮影に協力してくださって。冷たい飲み物を用意してくださったり、たくさんの心遣いをしてくださって、無事に乗り越える事が出来ました」と現地スタッフの協力に感謝していた。 和歌子の夫で横領と解雇を妻に隠していた高志役の塩野、そして清恵(黒木華)とは対照的に将来有望な研究者・椎名役の青木は国内撮影のみということで、シンガポールロケが羨ましそうな二人。花粉症という青木が、「シンガポールに花粉はありましたか?」と聞くと南は、「ないと聞いていたら、めちゃめちゃありました!」とシンガポールでも花粉症に悩まされていたと明かすと、青木は、「シンガポールに花粉はないと踏んでいたけれど…。僕もズビズビだったので、お互いに頑張って良かったなと思いました」と労いの一言。そんな青木は先輩役の黒木との共演に触れて、「僕の名前は青木柚ですが、黒木さんから『ユズユズ』と呼んでもらったのが凄く嬉しかった」とあだ名呼びを喜んでいた。 一方、塩野は妻役の有村の熱演に驚愕。病院のベッドの上で昏睡状態で眠っている場面で、「有村さんが僕をバンバン叩くシーンがあるんですが…凄く痛かった」と告白し、「絶対にビクともしてはいけないので、思わず動いてしまわないように集中していました」と笑った。天野監督も、「私も見ていてびっくりしました。意外といくなと(笑)その激しさでチューブが抜けて機械の警告音が鳴っていた」と証言し、当の有村は「失礼しました…」と照れ笑いだった。 有村と南は初共演。その印象を問われた南は、「有村さんには柔らかい印象を持っていましたが、実際にお会いしてお話をしてみると、凄く凛としていらっしゃるというかカッコいいなと思って。ミステリアスというか、もっと知りたくなるような方でした」と述べて、天野監督も、「一見柔らかそうだけれど、その中には揺るがない部分がある。役作りに対する姿勢もそうで、座長として凄く立派。作品の事を本当に心から考えてくださっていた」と有村を大絶賛していた。他方、有村は南について、「沙良ちゃんは自分の言葉をいっぱい持っている方だと思います。それを明け透けにするのではなく、それを役に活かしているような感じがして。底知れない魅力がある。凄く奥ゆかしい役者さんです」と人となりを分析。南のフォトエッセイも読んだそうで、有村が、「沙良ちゃんの持っている言葉って素敵」などと感想を述べると、南は、「(フォトエッセイを)出して良かった~!」と声を弾ませていた。 実際の事件をベースに本作を手掛けた天野監督は、「ニュースを目にした時、私も主婦で子育てをする母親でした。日々生活する中で“主婦とはこう”“母親とはこう”という悪意のない決めつけに対して違和感がありました。そんな時に『主婦が金の密輸』というニュースに意外性を感じました。ある意味、裏切りというか、痛快でした。平和そうな主婦のイメージを裏切ってくれるところに興味を惹かれました」と製作の動機を解説していた。 また最近体験したアッと驚く実体験を聞かれた有村は、「シンガポールの街を全力疾走するシーンがありまして…普通に有村架純がコケました。ズボンの裾を踏んでしまってそのままスライディング。何が起こったのか瞬時に判断できずに地面を滑っていました」とまさかのハプニングを告白。現場は騒然となったそうだが、有村は、「ちょっとすりむいただけで全然大丈夫でした」と大事には至らなかったものの「やっぱり30過ぎて急に全力疾走って危ない。足がもつれちゃって。いけるかなと思ったけれど」と加齢を実感したと笑った。 また有村にとって初の母親役、南も初の妊婦役、本作も初めて自分の人生を歩く女性たちの姿が描かれる。それにちなんで2026年上半期の初体験をそれぞれ発表。有村は、「とある脚本家さんの作品に初めて参加させてもらった事」、南は、「車の教習所に通い始めた事」、塩野は、「落語と声優に初挑戦」、青木は、「自分のお金で初めて自転車を買った」とそれぞれ述べていた。 最後に主演の有村は、「本当に面白い映画が出来ました。社会問題に着目しているのでシビアでシリアスかと思いきや、一生懸命であるがゆえに滑稽でちょっと笑えるようなとても見やすい映画になっています。『マジカル・シークレット・ツアー』で楽しい旅をお過ごしくださいませ」と観客に向けて呼び掛けていた。 ©2026「マジカル・シークレット・ツアー」製作委員会