上場企業社長として逮捕・起訴され、248日間勾留された末に無罪を勝ち取った“プレサンス冤罪事件”の当事者・山岸忍による『負けへんで! 東証一部上場企業社長vs地検特捜部』が、映画化および文庫化される。映画『負けへんで』は11月13日に公開、文庫版は9月2日に文藝春秋より発売される。 原作は、不動産ディベロッパー・プレサンスコーポレーションの社長(当時)であった山岸忍が、2019年12月に業務上横領容疑で大阪地検特捜部に逮捕・起訴され、248日間にわたり勾留された冤罪事件の全記録を綴ったもの。山岸は一審で無罪判決を受け、大阪地検が控訴を断念するという結果に至った。2023年4月の刊行時に大きな話題を呼んだ作品である。 映画版で主人公・藤堂を演じるのは内野聖陽。共演に松本若菜、北村一輝が名を連ねる。監督は『空飛ぶタイヤ』『超高速!参勤交代』の本木克英、脚本は吉川次郎が手がける。物語は、東証一部上場の不動産デベロッパー社長・藤堂が、3年前の学校土地買収をめぐり関西地検から事情聴取を受け、30億円の業務上横領容疑で逮捕されるところから始まる。拘置所での孤独な日々のなか、恋人・美奈からの手紙を受け取った藤堂は、元検事・元判事・刑事弁護・企業法務のスペシャリストによる弁護士ドリームチームとともに、冤罪を晴らすための逆襲に挑んでいく。 ■コメント 山岸忍(原作者) 物語はあくまでもフィクションですが、わたしの体験が元になっています。身に覚えのない罪でいきなり逮捕されたうえ、拘置所から出してもらえない。誠心誠意説明しても聞いてもらえず、裁判に掛けられてしまう。原作はすべて実際に起こった出来事です。ビジネス一筋の人生を歩んできたため、事件に巻き込まれるまでこの国の検察は社会正義を実現する機関だと信じていました。でも現実はまったく違ったものだったのです。冤罪は人ごとではありません。あなたの身の上にも起こり得る出来事として映画をご覧になっていただければ嬉しいです。