「やまゆり園事件」で理事長講演/青森県社会福祉士会研修会

7月に本県で初めて開かれる第34回日本社会福祉士会全国大会(青森大会)を前に、青森県社会福祉士会の研修会が6日、青森市内で開かれた。日本社会福祉士会の山下康会長が今年で発生から10年目となる「津久井やまゆり園事件」について講演し、現在の取り組みや今後の展望を語った。 事件は2016年7月26日未明に発生。知的障害者施設である同園の元職員、植松聖死刑囚が同園に侵入し、入所者19人を殺害し、職員を含む26人に重軽傷を負わせた。逮捕直後から「障害者は不幸しかつくらない」「意思疎通できない障害者は殺そうと思った」などと差別的な主張を繰り返していた。 21年から同園を運営する法人の理事長を務める山下会長は、園の再生に向けた利用者の意思決定支援や地域との交流などの取り組みについて説明。「利用者が乗馬したり、お祭りやボッチャに参加したり地域と交流することで笑顔になっており、好循環になっている」とし、「園の利用者の笑顔を届けることが植松死刑囚がやったことに対する私なりの答え」と語った。

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