愛媛県の今年1月から5月までの特殊詐欺の被害総額は18億3600万円で、去年の同じ時期と比べ約3.4倍に急増していることが8日に発表されました。この被害のうち約75%を「ニセ警察官」の手口が占めています。また最近は息子や孫を名乗るなどする手口が戻ってきていて、警察が注意を呼びかけています。 警察によりますと、愛媛県内で今年に入り確認された特殊詐欺事件は5月末時点、暫定値で124件になり去年の同じ時期と比べ13件増えました。 被害総額は約18億3600万円に上り、前の年の同じ期間と比べ約12億9200万円も急増しました。 この被害総額のうち約75%を占めるのが、警察官を名乗る特殊詐欺で約13億6900万円。前の年の同じ時期は1億2300万円で、11.1倍程に急増しています。被害件数は29件で3件増加しています。 主な理由は、県内の高齢女性が国内の特殊詐欺で最悪の約12億円をだまし取られる被害が判明したためです。 “ニセ警察官”の手口は、事件の関与をでっち上げられ、SNSでニセの警察手帳や逮捕状を見せられて資金調査を口実に現金の振り込みなどを要求されます。 このほか、SNSで投資を装う特殊詐欺は、去年の同じ時期より19件増えて38件確認され被害総額は約3億5600万円。またロマンスを装う特殊詐欺は10件確認され、被害総額は約4800万円でした。 最近は息子や孫を名乗ったり、自宅に訪れた犯人がキャッシュカードをだまし取ったりする古い手口が戻ってきていて、警察は「カードを渡さない・預けない」「電話を切って家族や警察に相談する」ことなどを呼びかけています。