「一部の悪い人」だけの問題ではない…杉本彩が怒る「命が商売」ペットショップの闇と移動販売の恐ろしさ

足の踏み場もない荒れた部屋の中に、積み重なる糞尿の中に無数の犬や猫の死骸……。再び発生してしまった動物保護団体の事件。5月22日、東京・品川の動物保護団体の代表が劣悪な環境での飼育と虐待したとして、動物愛護法違反の疑いで逮捕された。はじめは熱心に動物保護活動をしていたが、次第にトイレをきれいにしてもひっくり返されたりして、お世話することがばかばかしくなってしまったと証言している。 こういった逮捕事例は氷山の一角ではないかと指摘するのは、長野県松本市の繁殖事業者の事件など、動物虐待事案の告発や、動物福祉向上に関する普及啓発活動を積極的に行っている『公益財団法人動物環境・福祉協会Eva』の主宰でもある俳優の杉本彩さんだ。杉本さんには、2025年10月、記事『京都で犬猫52匹、熊本で猫150匹強の遺体。杉本彩が指摘「ボランティア大量多頭飼育崩壊の現実」』も寄稿いただいた。杉本さんは「前提としてきちんと活動されている方もたくさんいらっしゃいます」としながらもこう指摘する。 「きちんと世話ができないほど多頭飼育の末、飼育を放棄し虐待死させたことに弁解の余地はないと思っています。ただ、こういった問題が発生する背景には、日本の犬や猫などをはじめとする動物との関わり方、ペットに対する考え方の低さがあると思います」 「猫と犬と、動物と」の第16回では、虐待問題などが起きても変わらないペットの問題の根幹にあるのは何かを杉本さんが前後編で寄稿する。 以下、杉本彩さんの寄稿です。

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