【初公判詳報】取り調べの在り方が根底から変わる…?「検察なめんなよ」机叩き恫喝した特捜検事の「付審判」裁判 検察幹部は「度を超えた厳しさではない」と問題視せず

大阪地検特捜部が捜査した事件で、検事が取り調べで机をたたき、「検察なめんなよ」などと恫喝し続けたことは犯罪に当たるのか。現職の検事が裁判にかけられる異例の公判が始まりました。 今後の警察と検察の取調べの在り方が根底から変わる可能性を秘めた、注目の裁判です。 ■現職検察官の取り調べの手法が争点に…異例の裁判はじまる 7月10日、午後1時半、大阪地裁の201号法廷。紺色のスーツに白いシャツ、紺色のネクタイを締めた男性は、落ち着いた様子で裁判長に一礼をして、証言台の前に座りました。 裁判長:名前を教えてください 男性:田渕大輔です 裁判長:職業はなんですか? 男性:検察官です 現職の検察官が捜査で自白を迫る取り調べの手法が争点となる異例の裁判が始まりました。 ■机を叩き… 絶叫に近い大声で詰問「検察なめんなよ!」「大罪人ですよ」 被告の田渕大輔検事(54)は、大阪地検特捜部に所属していた2019年12月、不動産会社「プレサンスコーポレーション」と学校法人との土地取引をめぐる巨額横領事件の捜査を担っていましたが、プレサンス社の当時の社長・山岸忍さん(63)の部下の男性に対し、恫喝的・侮辱的な取り調べを行ったとして、特別公務員暴行陵虐の罪に問われています。 田渕検事は、▽机の天板を1度大きく叩いたほか、▽執拗に大声でどなり続けました。 ■田渕大輔検事の取り調べ(2019年12月8日と9日 大阪拘置所内の取調室) 「ふざけるな!」 「お試しで逮捕なんてありえないんだよ。俺たちは、そんないい加減な仕事はできないんだよ!! 人の人生狂わせる権力持ってるから!!」 「検察なめんなよ! 命懸けてるんだよ、俺たちは! あなたたちみたいに金をかけてるんじゃねえんだ。 かけてる天秤の重さが違うんだ、こっちは」 「あなたはプレサンスの評判をおとしめた、世間の評判をおとしめた大罪人ですよ」 ■「陵辱や加虐の意図はない」と無罪主張 この日の裁判で、裁判長から公訴事実について問われると、田渕検事は手元に用意した紙を見ながらはっきりとした口調で次のように話しました。

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