【社説】尹錫悦前大統領の「虚偽事実公表」厳しく断罪した司法

韓国裁判所が、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の公職選挙法違反について、当選無効刑を言い渡した。2022年の大統領選挙の過程で「コンジン法師」ことチョン・ソンベ氏とユン・デジン元水原(スウォン)地検長の実兄、ユン・ウジン元龍山(ヨンサン)税務署長について虚偽事実を公表した容疑が、一審でいずれも有罪と認められたのだ。 ソウル中央地方裁判所刑事合議21部(チョ・スンピョ裁判長)は27日、ミン・ジュンギ特検による起訴事実を認め、尹前大統領に懲役1年6カ月、執行猶予3年を言い渡した。同地裁は、当時は「国民の力」の大統領候補だった尹錫悦前大統領が「チョン・ソンベ(コンジン法師)を紹介されたことはあるが、妻と一緒に会ったことはない」と述べたことについて、「被告は2013年から親交を保ち、個人的、政治的立場について繰り返し助言を受けてきた人物との関係を、まるで選挙過程で偶然紹介されたかのように全面的に否認した」と述べた。朴槿恵(パク・クネ)政権時代に左遷された際、妻のキム・ゴンヒ氏を通じて知り合ったチョン・ソンベ氏から、朴槿恵国政壟断特検への派遣をはじめとする主な事案について助言を受けてきたにもかかわらず、選挙の過程では党関係者を通じて知ったかのようにうそをついたということだ。 「ユン・ウジン元龍山税務署長に(高検中央捜査部出身の)弁護士を紹介したことはない」という発言についても、「被告がユン・ウジンと何度かの通話によって信頼関係を形成したこと、L弁護士が被告の名をあげてユン・ウジンに連絡したことなどを考えると、紹介したのは事実と判断される。当該発言はユン・ウジンに関して弁護士の紹介そのものをしたわけではないというふうに聞こえるため、虚偽事実の公表に当たる」と述べた。この日、同地裁は2つの事案についてそれぞれ「罪質が非常に重い」、「罪質が軽くない」と厳しく批判した。陰の実力者疑惑を提起するメディアに積極的にうそをつき、収賄の疑いで逮捕された被告を助けておきながら、客観的証拠を無視して否認し続けてきたからだ。両案件とも有権者の関心が非常に高かったものだ。同地裁の指摘通り、尹前大統領のうそによって大統領選挙で国民の正しい意思決定が妨げられたとみなすべきだ。 公職選挙法上、選挙犯罪で100万ウォン以上の罰金が言い渡されて当選が無効になると、政党は選挙管理委員会から補填された選挙費用を返還しなければならない。今回の判決が最高裁で確定すれば、「国民の力」は約397億ウォンを選管に返還しなければならない立場に追い込まれる。国民の力は今回の判決を契機として、大統領選挙の過程から国民を欺き、最終的に内乱を引き起こした尹前大統領、そして彼に追随する「ユン・アゲイン」勢力と、確実に関係を断つべきだ。 (お問い合わせ [email protected] )

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